人は誰でも一生忘れることがない瞬間
というものがいくつかあると思う。
そんな瞬間が昨日突然、訪れた・・・。
約1ヶ月振りの釣行。
今回もYasuさんと一緒だ。
協議の結果、少し開拓してみよう、
となっていつもと違う川に入渓。
前半はYasuさんのペース。
デカドライに出たのはアメマス。
40~50cm台が2本。
残念ながら本命の虹鱒は
小物すら出ない。
オイラは数は出るものの
35cm位のアメマスがMAX。
その他、そこそこのサイズのエゾイワナ・
ヤマベ(ヤマメ)が楽しく遊んでくれた。
昼には気温も30℃を既に超え、
おじちゃん達の体力もほぼ限界。(苦笑)
Yasuさんは十分満足したのか
一泊の予定通りこのまま
温泉宿に向かうというので解散。
おじちゃんは今日仕事だったので
そのまま残って入渓地点より下流で
午後の単独勝負をすることに。
暑いけど冷たい川の水に浸ると
スーっと体が楽になる。楽しいよ。
あとは満足いくサイズを釣るだけだ。
エゾゼミがガンガン鳴きまくっている。
フライは早い流れでもブッカブカ浮くセミ#6。
ってか最近は小さいフライ、
昼間でもよく見えないし。(苦笑)
相変わらず魚影は濃く、
最近他の釣り人が入った形跡はない。
勢いよく飛び出すのはアメマスが多いけど
ようやく本日初、本命の虹鱒がかかった。
オチビちゃんだったけどね。(笑)
時間も17時を回り、そろそろ川から上がる
上流の橋が見えてくるはずだ。
その時は「今日は暑い割には
よく釣れた」なんて考えてた。
ストップフィッシング直前のそのポイントは
深みはもちろん沈んだ倒木も
横たわっている絶好の大場所。
でも、こんなポイントに限って
チビばっかなんてよくあるハナシだ。(笑)
一投目で倒木の横をトレースするように流す。
・・・ハズだったがフライが着水した瞬間・・・
「ガボォッ!」と水面が炸裂した!
#6フックの大型フライを引っ手繰ったソイツは
あろうことか倒木の下をくぐって上流へ一直線!
いくら3Xといえども7ft#3のバンブーロッドじゃ
モンスターの最初のロケットスタートは
とてもじゃナイが止められない。
なんとか止めることができたが
ラインは倒木の下をくぐって完全に水中だ・・・。
一瞬諦めかけたが最後の最後で得たチャンスを
そう簡単には逃すことは自分自身が許せない。
しばらくラインが沈んだままの攻防が続いたが
我慢してたら少しずつだが寄ってくる。
なんとか倒木をかわし、下流にラインが出た!
こうなればシメたもの!
深場なので姿はまだよく見えないが
ジャンプもないし、ロッドは満月状態!
おそらく50cmは軽く超えているだろう。
一時はロッドが折れるのも
覚悟したほどの強烈なヒキ。
何回かのトルクフルな走りを往なして
なんとか無事ネットイン!
デカい・・・久々に見る大きさだ・・・。
測ってみると62cm!・・・感無量!
虹鱒のパーソナルベストを十数年振りに
更新した最高の一瞬だった。!(^^)!
フックを外そうとしたら口の中のセンターに
ガッチリかかっていた。
これならフックは外れようもなかったが
逆に鋭い歯でティペットが
切られていたかもしれない。
ラッキーが重なったようだ。
相当疲れたのだろう、リリースしても
その場でずっと休んでいる。
泳ぐ姿勢を保っているので問題はなさそうだ。
申し訳ないが休んでいるついでに
水中写真も撮らせてもらった。
二人で川に浸かりながら
しばらく話をしてたよ。(笑)
そのうち元気が出たのか
彼女(おそらく)はゆっくり
深みに消えていった・・・。
ありがとね、元気でな!Bye!
ってなワケで一生忘れないであろうシーンでした。
帰りは温泉入って当然ノンアルビールで乾杯!
あの美味さはなんとも表現できないよねぇ。(*^^)v
ただし、今日は強烈な疲れと筋肉痛と
アブに喰われてボロボロです。(大笑)
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